自ら輝き、
相手を輝かせよう。
プレイヤーを輝かせる
EPISODE01
表舞台で輝く
お山の大将
誰もが皆、子どもの時は天真爛漫。
すべてが思い通りになる…そんな風に感じることも多いだろう。
わがままだったり、ガキ大将だったり、泣き虫だったとしても。
野球少年やサッカー少年、そしてスポーツ女子たち。みんな思い思いに育っていく。
物心ついた時から、自分の道を見つけ、自分なりのベストを尽くしていく子どもたち。
まだ自分が小さい世界にいることも知らず、お山の大将を目指して。
表舞台で輝く
M&Sを創業した齋藤優も“お山の大将”そのものだった。
野球に打ち込んだ齋藤は、小さな時からエースで4番。
地区大会、全国大会、そして大学野球へと表舞台で輝く日々を送る。
たとえ練習が苦しく不条理でも、いつも人の輪の中心にいて、
投球もバッティングも思い通り。野球ばかりの毎日だった。
がんばれば輝く毎日は約束されているし、それが進むべき道だと信じていたのだ。
まだ人生を知らない若き時代とはそういうものなのだろう。誰もが未来を疑わなかった。
マネージャー就任
誰もが皆、子どもの時は天真爛漫。
すべてが思い通りになる…そんな風に感じることも多いだろう。
お山の大将ではあったかもしれないが、積み重ねてきた努力もあったからこそ、それなりに順風満帆な日々であった。
しかし、信じていた未来が崩れるのは、実に急で、あっという間だ。
大学1年の秋、齋藤は身体を壊し、選手の道が閉ざされる。
どれだけ涙を流しても、第一線を退かねばならないという現実は変わらない。
こうして齋藤は選手を支える側にまわり、マネージャーとなった。望んでいなかったし、想像すらしなかった道。表舞台を降りる悔しさと向き合いながらの、新しい毎日が始まった。
EPISODE02
裏舞台でも輝く
素晴らしき裏舞台
これまでしたことのない裏方の仕事。
しかし、気がつけば、イキイキと役割に向き合う自分がいることに齋藤は気付く。
仲間と目指す勝利は、今まで見ていた世界と全く違っていたけれど、その輝きは今まで以上だった。
監督との橋渡し、落ち込んでいる選手のメンタルサポート、外部の方々との調整……
マネージャーとしての学びは大きかった。そして目線が変わったことにより、自分と同じようにチームを応援し、サポートする地域の方々やスタッフたちの大切さにも気付く。
素晴らしい毎日の積み重ねの中で、齋藤自身も成長していったのだった。
裏舞台でも輝く
誰だって夢を諦めたり、表舞台を降りたりする瞬間は、すべてが終わったと思うものだろう。
それまでの努力や苦労、喜びや達成感、そしてそれらを分かち合った仲間。
振り返ると蘇る、ベストを尽くした今までの毎日。
わずかの間ならこれまでを振り返り、涙を流す時間に当ててもいいかもしれない。
でも新しい毎日は、必ずやってくる。もし自分自身が、今までベストを尽くしてきたのなら、きっと今日からも新たな場でベストを尽くせるはずだ。
そして新しい仲間と、また一緒に高みを目指していく。
人生が輝くか輝かないか、それは場所が決めるのではない。自分自身の行動が決める。
裏舞台でも輝く。それが天から期待された使命なのだ。
有名企業で
部活のマネージャーとしての経験と努力は、意外にも有利な卒業後の道へと通じていた。
まずは誰でも知っている有名企業で働いてみたい。そんな考えだけで仕事の内容まで深くイメージせずに、齋藤が就職先として選んだのは保険会社。
入社後、その仕事の泥臭さに驚き、納得のいかないことも多々あったが、義理と人情を大切にした上司や営業チームの在り方には大いに共感できた。
営業として、そして与えられたセクションのマネージャーとして、自分の置かれた環境でベストを尽くす毎日が続いていった。
EPISODE03
プレイヤーを輝かせる
システム VS 人情
人生とはわからないものだ。
保険会社で働き続けていた齋藤に、ある時意外な道が開けてくる。
とあるお客さまからの誘いで、ユニフォームのレンタル&クリーニング会社へ転職することとなったのだ。全く異なる業界への転職だったため、最初は苦戦続き。
それでも徐々に会社にもなじみ、成果を出していく。
しかし、合理性と利益を最優先するアメリカ式の事業スタイルは、齋藤自身が大切にしてきた営業スタイルやマネジメントの在り方とは相反しており、どうしても受け入れきれなかったのだった。
人を創るのも、支えるのも、輝かせるのも人
人を創るのも、支えるのも、
輝かせるのも人
人と人がしっかりと繋がっていく、泥臭く愚直な営業やマネジメントを貫きたかった。
人を創るのも、支えるのも、輝かせるのも“人”。
齋藤はその信念を、想いを、決してあきらめないと心に決めた。
こうして彼は、社内独立というスタイルで資本提携しつつ新たな挑戦を始めることとなる。
販路の開拓からオペレーティングまで、自身の責任と経営判断でユニフォームのレンタル&クリーニングを開始。一進一退の経営が続いていたが、ある時、大きな閃きがおりてくる。
それはレンタル事業の枠を超えた、店舗オペレーション領域での閃きと提案だった。
プレイヤーを輝かせる
閃きによって生まれた、ユニフォームの稼働率を活かした店舗の状態把握と最適化の提案は、お客さまに非常に好評であった。
ユニフォーム提供にとどまらないサポートによって、強固な信頼関係を育むこともできた。
これまでを振り返ってみると、保険営業であっても、マネージャーであっても、ユニフォーム提供であっても、自分の志事はずっと変わっていないと齋藤は思う。
戦う選手や人生に向き合う人たち、そして現場で懸命に働く人たちに、まっすぐ関わり、その成功をサポートすること。どんな場所でも、自分の志は変わらない。
「プレイヤーを輝かせる」これこそが、ミッションなのだ。
EPILOGUE
一人ひとりが輝くお店に
自ら輝き、相手を輝かせよう
自ら輝き、
相手を輝かせよう
私たちの現場は一見“裏舞台”なのだろう。
しかし、多くの人の目にとまる場所ではなかったとしても、輝きに満ちていなければならないとM&Sは考える。
なぜなら、裏舞台でスタッフみなが大切に育んでいる思いやりや気遣いは、店頭や厨房で働く人たちの思いや人生と必ずつながっているからだ。
そして、そのお店を訪れたお客さま、社会へと確実に伝わっていく。
私たち自身が輝き、関わる人を輝かせる人間となろう。
「一人ひとりが輝くお店に」
それこそが、私たちM&Sの描くビジョンなのだから。